新築マンンションの内覧会では遅すぎる 物件概要を慎重に

今回は、新築マンションの内覧会について書こうかと思っておりますが、このページをご覧になってくださっているということは、もうすでに新築マンションを購入済みなのだと思います。

あるいは新築マンションの購入を検討しており勉強がてら、このページにたどり着いたのかもしれません。

いずれにせよ、新築マンションの内覧会について何らかの興味があるのかと。

そこで、まずは内覧会とは何?というところから順を追って色々なと書いていきたいと思います。

内覧会とは?

まずは内覧会とはどういうものなのか?を説明しておきますと
マンションを買い主に引き渡す1~2ヶ月前に売り主の営業担当者が住戸内を買い主に公開し、図面通りに建設されたかなどを確認するためのもの。

問題がある場合は、再内覧会を行い、最終的には買い主から確認済みの署名をもらうことになります。

青田売り

そもそも新築マンションは、モデルルームを見学してもらい、実際の実際の物件が完成する前に売るという手法で販売されていますので、購入者が実際に完成した物件の室内を最初に見るのが内覧会というわけです。

しかし、この時点ではすでに契約書を取り交わし、手付金を払っているために、実物がいくらひどくてもキャンセルしようとすると買い主は手付金を放棄するしかないのが現状です。(違うケースもありますが。)

手付金

一応、手付金の話をしときますと
手付金とは売買契約を行った際、一般的には販売価格の5~10%程度のお金を払うもの。

契約後(内覧会の時点)で契約解除をする場合には、この手付金を放棄する必要が出てくるわけですが、業者が契約解除する場合には、手付金の2倍払う必要がでてくるものになります。

業者から見た内覧会

さて、こうやってマンションの契約を交わしてから内覧会までの流れを見てみますと明らかに購入者にとっては、業者を信用するしかない、といった感が強いですが、業者にとっての内覧会とは引渡し前のセレモニーのひつにすぎないといったところなんですよね。

業者側からすれば手付金を放棄してまでマンションの契約解除を購入者が言ってくることはないだろう、という考えが根底にありますから、業者側が何らかの事情で勝手に設計変更をした場合などでも確認済みの署名をもらいさえすればいいみたいな感覚の販売会社が多いのが現状なんですよね。

私自身も販売会社に在籍していた時期がありましたから、そういう感覚があるのは身を持って体験していますし。

こうやって考えていきますとすでに内覧会の時点では、マンションの良し悪しを判断できたとしても時すでに遅しということになってしまいがち。

やはりマンションの契約を交わす前にきちんとチェックしておきたいもの。
そこで、ちょっとしたことで業者、物件のレベルを確認するにはどうすればよいか?を書いておきます。

コストダウンマンションには要注意

ちょっと遠回しな書き方になってしまいましたけど、ここからが今回の記事のメイン部分となります。

最近のマンションの傾向として、コストカット重視が目立つようになってきましたが、超高層マンションでないにも関わらず、超高層マンションの材料でマンションを建設することが多くなっているようなんです。

一見するといいことのように聞こえますが。。。
以下の様なカラクリが隠されています。

一般的なマンションであるにも関わらず、超高層マンションの外壁であるALC(気泡軽量コンクリート)を使うといった具合。

ALC(気泡軽量コンクリート)

ALCとは?鉄筋ではなく鉄線を入れて、コンクリートを泡立たせて軽量化した板状の部材のことで、軽量のために、できるだけ軽量化したい超高層マンションの外壁に使うものなんですよね。

本来、こうしたマンションで採用すべきダブル配筋鉄骨コンクリート壁と比べると、耐久性や耐震撃性はかなり落ちてしまうんです。

また部材をつなぎ合わせる箇所にはコーキング(小さな隙間にパテ状の充填材を詰めること)を行いますけど、このコーキングは時間がたちますと切れやすくなったり雨水が侵食しやすくなってしまいます。

どういうことかと言いますと

  1. コーキングのメンテナンスに費用がかかる。
  2. 業者が工事費を削減
  3. 後々、管理組合にバカ高い請求書が来ることに

ということになってしまうわけです。

また、住戸と住戸のあいだの戸堺壁も乾式工法にしてしまうことも多くなってきているようなんですよね。

乾式工法の戸堺壁とは、軽量鉄骨を間柱にして、その両側に石膏ボードを貼ったもの。本来であれば鉄筋コンクリートであるべきものなんですが…

乾式工法の戸堺壁では鉄筋コンクリートに比べて、隣戸の音が聞こえやすく、若干は性能が向上してはいるものの、遮音性は鉄筋コンクリート造に比べて、かなり劣ってしまいます。

はっきり言って、こういったマンションは内覧会するまでもないような物件ですので、内覧会で泣きを見ることがないように事前に物件概要にしかっりと目を通しておくことを、おすすめします。

ということで、皆さん良き住宅選びを!!

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