コンクリートの打ち放し住宅 メリット・デメリット

一昔前コンクリート打ち放しの壁にしてるデザイナーズマンションなる物件がもてはやされていたりしましたが、このコンクリート打ち放しなる住宅には様々な問題点が指摘され始めているようです。

ワタクシ自身も学生の頃には、都内でコンクリート打ち放しのデザイナーズマンションに住んで一人暮らしを堪能したい!などと夢見ていた時期もありましたが、見た目のおしゃれ感とは裏腹に住み心地というものに焦点を当ててみるとどうなのかな?と。

そこで、俗にいうコンクリート打ち放し住宅のメリット・デメリットを出来る限りピックアップしてみてたいと思います。

1.コンクリート打ち放し住宅のメリット

コンクリート打ち放し住宅(デザイナーズマンション等)のメリットを項目ごとにピックアップしてみます。

1-1.デザイン性が良い

これはもう言わずもがな、というぶぶんではありますが、コンクリート打ち放し住宅の最大のメリットといえるでしょうね。そのおしゃれ感といったら通常の木造住宅の比にならない程の存在感です。特に都市部においてはなおのこと個性が際立って住宅のみならず、そこに住んでいる住人までもがおしゃれになったような感覚にすらなってしまいます。

1ー2.遮音性が高い

コンクリートが使われているわけですから当然ように遮音性には優れていますよね。ただ、盲点としては賃貸の場合に多いのですが、サッシの等級があまにも低かったりするとせっかくの遮音性も効果は半減といったケースもありますので、ご確認を

それでも、某レ○パレスのように隣の部屋の音が筒抜け!なんていうことは、ないかと思います。

1ー3.耐火性が優れている

火災保険料が木造住宅の3分の1ということからも、そのメリットが十分伝わるのではないかともいます。管理人自身、実際に火事に遭遇したことはありませんが、いくら自分は気をつけていても共同住宅の場合は、他にも住人がいるわけですから万が一の際のことも考えておいた良い点です。

1ー4.内装がない分、部屋が広くなる

コンクリート打ち放し住宅の場合は、軸組み(柱や梁で支える)ではなく、壁式(壁で支える)になりますので、その分部屋のあちこちに柱があったり、なんていうことがありません。

結果として居住空間を広くとれるのは大きいメリットになりますし、家具などの配置にもメリットがあります。

1ー5.賃貸の場合、退去時のトラブルが少なくて済む

よくマンションの退去時にクロス貼り替えの問題で、経年変化によるものなのかトラブルで話題になったりもしますが、基本的に打ちっぱなしなわけですから、そういった退去時の煩わしさが少なくて済むかもしれません。ただ、タバコを吸う人は気をつけた方がいいかもしれません。

1ー6.優越感がハンパないかも

これは人によって大きな差があるかもしれませんが、コンクリート打ち放しのデザイナーズマンションに友人や恋人を連れてきたりすると間違いなく「おしゃれ!」「かっこいい部屋!」などというような反応が帰ってきますので、なんだか自分ってすげんだぜっ!みたいな優越感に浸れるかもしれません。

まっ、部屋さがしの時点でデザイナーズマンションを選ぶ人は、そういうことも想像しながらだったりするもんですよね。

2.コンクリート打ち放し住宅のデメリット

コンクリート打ち放し住宅(デザイナーズマンション等)のデメリットについても項目ごとに書いておきたいと思います。

2ー1.光熱費がハンパない割に効果薄

コンクリートの素材特性(は熱伝導率と熱容量が大きい)から考えたら当たり前のことではありますが、夏は暑くて冬は寒いという住宅の典型のようなものですので、光熱費は覚悟しておいたほうがいいかと思います。

2ー2.防水性能に難あり

コンクリートというのは、その素材性能から防水性能が弱いわけですが雨が家の中まで染み込んできてしまう、なんていう話がザラに聞きます。

2ー3.カビと結露がヒドイ

コンクリートというのは、完全に水分が抜けるまで3年~5年ぐらいはかかると言われています。通常のマンションであっても新築の場合、換気をこまめにしないとクローゼットの中の衣類がカビだらけ!なんていうことも珍しくないわけですから、コンクリート打ち放し住宅となると言わずもがな、です。

しかもカビは人の健康を害する大きな要因の1つなわけですからできることなら避けたいものです。

尚、冷暖房はなるべくエアコンを使ったほうがいいかと思います。特に冬場、ストーブ(水分が発生します)ではなくエアコンで。

2ー4.夏は暑くて冬は寒い

よく言われているのは、外断熱が施されていないコンクリート構造躯体は熱を保持するため、夏は灼熱地獄と化し冷房を入れてもさほど効果がなく、冬は氷結地獄と化し暖房を入れてもその熱は冷え切った壁に吸収されてしまうということ。昨今、温暖化も叫ばれている中、熱中症になる人も年々増加傾向にあるようなので気をつけないといけないですね。

また、冬場、暖房をつけっぱなしで寝ているにも関わらず足が釣ってしまったりする人もいるみたいです。足がキンキンに冷えてしまうなんていうことは、頭寒足熱の観点からもよろしくないですね。

2ー5.劣化が早い

前途した内容に少し重複してしまいますが、コンクリートに雨が染みこんでしまいがち為、雨染みやカビの汚れなどがつきやすくなってしまいます。

結果、マンションや家全体が黒っぽく廃墟のような風合を醸し出しているマンションも多く見かけたりすることがあります。最近は廃墟マニアなる方も多いようなので、そういう雰囲気が好き、というのならアレですが。

2ー6.センスが問われる

もうこれは個人差がありすぎですが、見た目のおしゃれ感がある反面、仕切りのない空間にセンスよく家具などを配置する必要性?が出てきます。

犯してしまいがちな失敗としては引っ越し当時、お金がないからといって、そこらへんのホームセンターで行っている、新居引越し祝いセールのようなとこで購入した家具や家電を配置してしまうこと。

まず間違いなく空間負けしてしまっておしゃれな空間はどこへやら、乱雑にものが置かれた空間になってしまうことでしょうw

3.それでもデザイナーズマンションに住みたい

個人的には実需(持家)でのコンクリート打ち放し住宅には反対ではありますが、学生の頃であったり20代前半で賃貸住宅として一時期、住むのには反対でもありません。物事は何事も経験ですしねw

とはいえ、やみくもにデザイナーズマンションを探したところで不動産屋さんの言いなりになってしまいますので、以下の点に注意して物件を探してみてください。

3ー1.外断熱を選ぶ

もうこれは大前提ですね。せっかくおしゃれに部屋を借りて住んでるのに忍耐力を養わなければいけいない住宅なんて避けるべきです。それに、せっかく恋人や友人を部屋に呼んでも最初の反応こそいいですが、恋人が泊まったり、なんてことまで考えると自分がよくっても相手が我慢できなくなってしまいます。特に夏場は。

3ー2.クローゼットに注意

コンクリート打ち放しのデザイナーズマンションに住みたい!なんていう方は、基本的に服装なんかも気を使っていたりおしゃれな持ち物が多いことかと思いますが、特に新築なんかの場合、ちょっとでも換気を怠るとまちがいなくカビます。

こまけな換気を心がけると同時に、あまり多くの衣類やものを置かず開けっ放しにしておくほうが賢明です。それにプラスアルファとして除湿剤を多めに置いておくことですね。

3ー3.信頼できそうな業者を選ぶ

これは大事なことではありますが、最も難しいことの1つです。

管理人自身、数十年にわたり不動産業界に携わってきておりますが、それでもよく分かりません。というのも担当者レベルでは信頼のおける人というのは話していれば分かりますけど、その人も単なる企業人。会社の上司が白を黒といえば従わざる負えないものなのです。

それじゃどうすればいいのか?ということになりますけど、1つの目安としては会社の雰囲気がいいところ。受付の人から営業マン、その店舗の雰囲気、感覚の話になって申し訳ありませんが、そこに違和感がなくほのぼのとしたというか温かい雰囲気を感じられるところだったら問題無いと思います。

4.まとめ

結論としてコンクリート打ち放し住宅やデザイナーズマンションなどは基本的におすすめしませんが、賃貸という場合に限っては、そういう選択もアリかな?と思っております。

とはいえ考え方や生活スタイルなど人それぞれですので、上記に書いてあるようなメリット・デメリットを一読していただいて比較検討してみてくださいませ。

それでは、良き住宅選びを!

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