憧れの田舎暮らし その中古住宅や古民家は大丈夫?

ここ近年、田舎暮らしということで古民家や中古住宅を購入してリノベーションする事例が増えてきているようですが、それと同時に温暖化やペットの野生化など、「獣害物件」の被害も増加傾向にあることをご存じですか?

憧れの田舎暮らし。古民家住宅への引っ越しも一段落。ところが、夜になると、屋根裏から「ガサッ、ガサッ、クックッ」なる鳴き声や、ドタバタと何やら走り回る音が。。。

いったい何だ?これは!と思い、屋根裏を覗いてみると、そこにはハクビシン。
あわわわって感じです。

管理人の知人にも、この「獣害物件」を購入してしまった夫婦がいるので非常に身近な問題に感じられるのですが、今回はそんな「獣害物件」のことについて書いてみたいと思います。

ハクビシン、アライグマには要注意!

ハクビシンによる被害

購入を検討している物件が、ハクビシンが屋根裏を巣食っている状態になっていれば基本的に駆除業者に対応してもらうしかないのですが、ハクビシンって「溜め糞」をする習性があり、その場所がいっぱいになると別の場所に「溜め糞」をするような生き物なんですよね。

おしっこなんかも当然するわけですからシミになりますし臭いがたまらないといった状態に。

ハクビシンってもともとは外来種で日本各地に棲息しているのが確認されているようですが、最近は、特に古い神社。仏閣の屋根裏での棲息が目立つようになっているようです。

しかも、このハクビシン。集団で生活するために腐った天井が、その重さにたえきれずにゆがみ、たわみを起こし、最悪の場合、おちてくるといった事態もありうるということ。

まぁ~そこまで極端なケースはないにしても、ダニやノミが大量発生することで、人的な二次被害も考えなくてはいけないので、いずれにせよ早い段階で駆除する必要があるっていうこと。

アライグマによる被害

そして、害獣物件はハクビシンだけではないんです。
最近はアライグマによる被害も急増中で、その見た目からタヌキやハクビシンに見間違えられることも多いようですが、尾のしま模様からアラグマだということが分かりますので、もし見かけたら見比べてみて欲しいです。

アライグマは、北米原産で、外来生物法の特定外来生物に指定されていて「アライグマ ラスカル」などのテレビアニメで人気が出たことで日本に輸入されるようになった動物ですが、その後、逃げたり、捨てられたりして野生化してしまったようです。

元々アライグマは、旺盛な繁殖力、夜行性のうえに天敵がいないこともあり、全国に生息域を広げているそうで、古民家どころか一般の住宅街にも巣食うようになっているというから注意が必要です。

ハクビシンやアライグマは電線の上を歩き、樹木を登ることができるために、繁殖期を中心に樹木を登り、屋根裏に侵入し、そこで子供をそだてるようになるということですから屋根裏まで登りやすい樹木がある場合には注意が必要ですね。

では、そんなアライグマを捕獲するにはどういった対策が必要かというと意外なことなんですけど、「チキンラーメン」が秘策なんですと。

好物として有名なのはチキンラーメンです。スープの粉が絡められているため、おびきよせることができると、駆除業者の間では広く知られています。

とのこと。

不動産仲介業者の責任は?

さて、ここまでハクビシンとアライグマについてのことを書いてきましたけど、実際問題、このような被害にあってしまった場合、それを販売した不動産仲介業者や元の所有者に損害賠償、慰謝料を請求することはできないものなんでしょうか?

しかし、その答えは『NO!』なんですよね。

不動産仲介の業界では、中古物件は『現況有姿』が基本とされているからなんです。

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現況有姿とは?
現在のあるがままの状態を優先し取引をするという業界の慣行のこと。

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購入者は中古物件の現物を見ることができるので、あくまでも現物引き渡しでの取引になるはずなので、それ以上のクレームには対応できないということですね。(隠れた瑕疵や欠陥は除きます)

まぁ~たしかに、10年も20年もすれば住宅は老朽化し、不具合は出てくるものですから、それらの責任をひとつひとつ負っていたら売り主も不動産仲介業者も商売にならなくなってしまいますもんね。

ただ、現況有姿でも、もし、不動産仲介業者が「害獣が住んでいる」という事実をしっていながら、飼い主にそのことを隠していたとするならば(悪意)損害補償や契約の無効などの可能性はあるかと思います。

まぁ~実際には「悪意」を立証することは非常に難しいので、不動産仲介業者の責任を問うことはほぼ無理だと考えていたほうがいいと思います。

購入してしまった後、後悔しないためにも中古物件、古民家などは、しっかりと屋根裏まで確認してから購入するようにしないと、せっかく憧れの田舎暮らしを手に入れたとしても、非常に厳しい洗礼を浴びてしまうことになりかねませんので注意してくださいませね。

ということで、皆さん良き住宅選びを!!

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